弟がアルコールによる認知機能低下で休職して、ちょうど半年。
いまだ思うような回復は見込めません。
若年性認知症?
私の弟の症状については、病院にかかる前から、このブログでも度々取り上げてきました。
- 飲酒後のブラックアウト
- 飲酒後の奇行
- 手の震え
- 忘れ物の増加
- 記憶力の低下
それでも断酒しませんでしたが、2年前、やっと本人がヤバイと自覚し、通院を始めました。

今のところ病名は【ビタミンB12低下症】
“今のところ”とは、このままでは立派な【若年性認知症】になってしまうからです。(ーー;
通院を始めてもお酒はやめず、クスリも真面目に飲んでいませんでした。
が、半年前、休職せざるを得なくなって、ついに断酒し、クスリを飲むようになりました。
だからといって、すぐに良くはなりません。
2か月に一度受ける『認知機能テスト』は点数が低くなる一方で、主治医からは

クルマの運転はやめなさい

これじゃ若年性認知症と言っても過言じゃない
と、厳しい言葉。
弟はショックで、しばらくウツ状態でした。
車の運転はやめるべきか?
運転は確かに、ちょっと危うい。
なるべく私が同乗して近場だけにしていたのですが『それもダメ』と言われました。
本人が少し落ち着いた頃、

しばらく運転は控えようか
と諭しましたが

いや、運転はする。気をつけるし。その話はもういいから
まったく耳を貸さず、しかも私が外出した隙に、1時間ほど車で出かけていたらしい。(--;
「やめろ」と言われた反発か?
弟の気持ちも、わからないではありません。
車を取り上げられては、自分が役立たずだと感じるのだと思います。
「あれもダメ」「これもダメ」じゃ息が詰まるし。
そこで、私は妥協案を出しました。

車は運転していいよ。けど必ず私を助手席に乗せること

うん
それから、ほぼ毎日車を出しますが、10~15分程度の距離を二人でドライブしています。
車のバッテリーも上がりませんしね。
本人も少し元気になったようです。
アルコール性認知症のサポート
主治医は『若年性認知症』という言葉を使ったけれど、私はまだ治る見込みがあると信じています。
もちろん
『もうダメかも…』
『私ががんばったって仕方ない』
と投げやりになる時もありますが。
【アルコールによる認知機能障害】の何が困るのか?
それは・・・
相談窓口がない
詳しい情報がない
ということです。
たとえば、この病気は「断酒」が治療の第一歩。
私もいろいろ探したのですが、いまだに
『アルコール性認知症』はお酒をやめれば回復する
というネット記事にすがっている状態です。
たぶん、わが家と同じ境遇の方も多いのではないでしょうか。
療養中の弟の様子を見守っていただくことで、何かの参考になればと思います。
アルツハイマー病との違い
先週、弟が

どうも薬がきつい気がする
と、言い出しました。
え、今さら?(はよ言えよ)
- ビタミンB12を補う【メチコバール】
- 脳の血流を促す【ニセルゴリン】
この2種類を飲んでいたのですが、どうも【ニセルゴリン】が合わないようです。

頭がボォ~っとするし、カラダが重い
私はすぐに主治医に電話して、一時中断の了解を得ました。
すると

ちょっとラクになってきた
顔つきも、しっかりしてきた感じです。
良かれと思って、本人も望んで飲み始めたクスリでしたが、弟には必要なかったのかもしれません。
でも飲んでみないとわかりませんしね。
確かに【認知症】一歩手前の状態だけど、私が【アルツハイマー病】とは違うと信じる理由は
私はうちの認知症パパを、ずっと身近で見てきました。
最初に現れた症状は【怒りっぽい】ことでした。
とにかく感情の起伏が激しくて、急に激怒したり、暴言を吐いたり、手に負えなかったんです。
でも、弟にはそんな兆候が一切ない。
もちろん時々落ち込みますが、それは仕方ありません。
精神的にきつい時だし、平気な方が心配になるくらい。
一気に良くなる病気じゃないので、もうしばらく家族も一緒に耐えようと思っています。
【アルコール性の認知機能低下】今日のまとめ
実は、弟の症状は明確な病名というものがありません。
- 原因は、おそらくお酒
- そして、ビタミンB12の低下
- 症状は、認知機能の低下
ですので、クスリの処方等の治療も様子を見ながらになっています。
先日、認知症専門医を紹介しようかとも言われましたが、私が断りました。
また別のドクターとやり取りして、イチから検査をし直すのは精神的負担が大きいからです。
病院を信用するのも大切だけど、言いなりになるのではなく、本人の意をくんで、家族が支える方がもっと大事だと思います。
希望を持って、サポートしよう!
・・・と自分に言い聞かせています(笑)。
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