お正月におばが他界し、先日その四十九日の法要が行われました。
認知症がどんどん進むうちのパパを、こういった席に連れて行くのは、正直いうと気が引ける。
でも当初から行く気満々だったので、やむをえません。
パパをともなう私の任務は、当然パパの監視です・・・やれやれ。(^^;
親族みんなで、認知症介護を連携する
何が、心配って?
法要のあとの会食中に、パパが暴れるかも・・・私はそれが心配でした。
だってパパ姉の法事なんだから、当然、パパ兄2人も来るわけで。
この2人と、パパは異常に仲が悪いんです!
それに・・・パパは人前で言っていいコトと、悪いコトの区別がつかないので、親戚のみなさんに失礼な発言をしたら、どうしましょ~~!(><;
が、案ずるより産むがやすしでした(笑)。
介護中の従兄姉たちは、みんな心やさしい
何か粗相があってからでは遅いので、私は先に言いました。

うちのパパ、結構 “きてる” から、迷惑かけたらごめんなさい
すると・・・

そんなの慣れてるよ

平気よ、どこもおんなじだから

そうそう、全然気にしない、大丈夫、大丈夫
こういう返事がかえってきて、まずはひと安心。
一家にひとり認知症の親がいるので、仲間意識は強力です(笑)。
でも他の人にならって、3人ともお焼香をすませ、法要は滞りなく終わりました(ほっ)。
久々のスリーショットは、認知症のおかげかも
そして、問題の会食が始まりました。
パパは2人のおじと仲が悪いから、「席を離してね」と頼んであったのに。
どういうわけか、3人一緒に並んでる~~~!!
私は一瞬、クラっとしました。

でも一度すわったものは、引き離せないし、どうしましょう~~~!
と、困っていたのに、見れば3人で談笑してるではありませんかっ。
認知症は、過去を水に流せるのか?
ホントに私は、わが目を疑いました。
はじめこそ、シラケた空気が漂っていたけれど、見守っていると、あら不思議!
私たちその他大勢は、ほほえましい気持ちで、3人兄弟をながめました。
だって、いったい何十年ぶりでしょう! 彼らが楽しそうに、お酒を飲む姿を見るのは。
おじたちは年をとって無口になったけれど、お酒が入ると昔に戻り、徐々にテンションが上がってきたみたいです。
うちのパパも、調子にのってハイペース。料理に手をつけず、お酒をあおっていたので、やっぱり私は食事どころじゃなかったけれど(笑)。
それでも、この日は3兄弟が仲直りです。
これも亡くなったおばの、おかげかもしれませんね。
認知症も、悪いコトばかりじゃないのかもしれません。
【認知症兄弟】今日のまとめ
それにしても・・・50を過ぎると、喪服を着る機会が多くなります。
一年後にはまた、おばの法要が行われるはず。
パパには悪いけど、もう法事には連れてかないよ。
だって、クタクタになったんだもん。
パパ、来年までに、どうか法事があるコト忘れてね。(^^;
今日の認知症パパ語録

兄ちゃん、カラダに気をつけての
パパが何度も、おじさんたちにそう言ったのには驚いた。
恨みゴトのひとつも、どっかで言うに違いない、私はそう思っていたのに。
さらに驚いたのは・・・うちのパパにそう言われて、おじさんが泣きだしたコト。

最近、す~ぐ泣くんじゃ
おじさんの息子は、そう言ってましたが、みんな年をとったねぇ。
過去を水に流して、このまま仲良しでいてくれたらいいな、心からそう思います。^^
コメント
周りの心配もなんのそので、楽しくお酒を飲んでいるパパさんの姿が目に浮かびますw
不仲だった兄弟と楽しい時間を過ごせて良かったですね!
ゆえさん、いつもありがとうございます。
そうなんです(笑)、なんだかおかしくって、証拠写真を撮り、従兄姉に送信しまくりました! もう覚えていないと思いますけど・・・。^^