認知症パパと誕生日

快晴のGW中ですが、わが家はいつもと同じです。

デイサービスが利用できるのが、ありがたいです。

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認知症パパの優先事項

うちの認知症パパは、すでに

パパ
パパ

GWって何じゃらほい?

という境地に至っており(笑)「旗日になんでデイーサービス?」くらいの疑問しか持ちません。

今でも新聞だけは手放さず、日付と曜日の確認をしょうっちゅうしています。

パパの優先順位は以下の4点。

  1. 今日の日付の確認
  2. 今日の予定の確認
  3. 排便の確認
  4. 誕生日と年齢の確認

優先順位っていうか、1日中パパのアタマを占めているのは、この4点だと言っても過言ではありません。

特に、自分の誕生日

最近は1日中、自分の誕生日を、おまじないみたいに唱えます(笑)。

よその認知症さんも、そうですか?

それとも、うちのパパだけですか?(^^;

食事前に、年齢確認

特に面白いのが、食事前の“誕生日&年齢”宣言です(笑)。

式典の挨拶でもするみたいに、姿勢を正し、改まって

パパ
パパ

昭和13年〇月×日生まれの、83歳!間違いないの!?

そして時々これに、自宅の住所確認が加わります。

みんな「またか」とあきれ顔なので、仕方なく私が相手をすることに。

ひめ
ひめ

うん、パパ、OK!冴えてるね!

そう褒めてあげると

パパ
パパ

いただきますっ!

と、ようやく食べ始めます。

1日何度も「83歳!」と宣言するのは、まるで幼稚園児が「ボク5歳!」と、指を開きながら言う様に似ています。(^^;

記憶力が低下するに従い、自分のアイデンティティをキープするために、誕生日や年齢を確認したくなるのかもしれませんね。

パパにそんな自覚があるのかどうかわからないけれど。

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認知症パパの日付確認

パパは誕生日とともに、今日の日付確認も1日中繰り返します。

新聞見ながら「今日は何日?」とたずねるので、いい加減にしろ!と言いたくなります(笑)。

答えたところで、聞いた端から忘れるし

もちろん、パパに聞かれたらちゃんと答えますが、私が読書中でも、食事中でも、お構いなしです。

パパ
パパ

ひめ、今日何日じゃったっけ?

ひめ
ひめ

・・・・・(もぐもぐ中)

パパ
パパ

今日は何日っ!?

答えるまでやめません。(ーー;

口の中がいっぱいなので、指を3本立てて【3日】と表現したのに

パパ
パパ

何日か聞きよろうがっ!?

と、しまいには怒り出す始末です。

そばにママと息子がいるんだから、そっちに聞けよ!

あぁ、のんびり食事もできない。(ToT)

認知症パパはメモがお好き

今日が何日でもいいじゃないの!

と思いますが、これも誕生日と同じで、今という時があやふやだから確認したくなるんでしょうね。

で、うちのパパは、私にたずねては付箋を取り出し、同じことをメモします。

今日の日付誕生日年齢です。

特にデイサービス用グッズには、あちこちに貼り付けます。

バッグ、ファイル、予備マスク、歯磨きセット…などなど、付箋やセロテープを貼りまくり。

以前貼ったものは目に入らないみたいです

とにかく、誰かに聞いては書く

書いたら、貼る

どれだけ貼っても、キリがない。

何もしなくなったらおしまいかな・・・と思って、諦めるしかないですね。

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【認知症と誕生日】今日のまとめ

自分の誕生日をこんなに気にするのに、いざ当日になったって気がつかない(笑)。

ここ2~3年そんな感じです。

それに、毎日の日付を確認したところで、今の季節もわかりません。

1分おきに質問するので、私たちも

ひめ
ひめ

もういいんじゃない?今日が何日何曜日でも

と言ってしまいます(笑)。

自分のダイアリーは、先々同じことを書いて埋めており、開けば余計に混乱してしまう始末です。

こんなとりとめのない会話を繰り返して、わが家の1日は暮れていきます。

今日の認知症パパ語録

家族そろった夕食時。

パパ
パパ

え~っと、そういうわけで昭和13年・・・

パパが演説を始めます(笑)。

何が「そういうわけ」なのか不明ですが、誕生日と年齢宣言をして、私がうなづくと

パパ
パパ

それじゃそういうことで、よろしくお願いしますよ

と締めくくって、食事スタート。

たまに聞けば面白いかもしれませんが、毎日相手をする私たちは結構大変なんですよ(笑)。

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