いやぁ~困りました。
認知症さんの介護って、過酷になる一方ですね。(ーー;
認知症パパ、トイレを探す
うちの認知症パパのトイレ問題、何度も取り上げてきましたが、とうとうこんな事態になってきました。

トイレ、どこじゃったかいの?
外出先での言葉ではありません。
自宅で、しかもトイレが目の前にあるのにたずねます。(ーー;
わが家は3階建で2~3階が住居スペースなんだけど、ひどい時にはトイレを探して1階に降りようとしたり、あちこちドアを開けては首をかしげて、ウロウロウロウロ。
ワンフロアはそれほど広くもないし、パパはいつもトイレに一番近い椅子にすわってテレビを見るので、立ち上がって数歩進めばOKなのに、トイレがわからなくて混乱してしまうのです。

いつもってワケじゃないんですけどね
認知症が進むと『トイレの場所もわからなくなる』と聞いたことはあったけれど、ついに来たか・・・って感じです。
ドアに【TOILET】プレートを貼る対策も考えられますが、パパは最近、文字をちゃんと読もうとしないから貼るだけムダかと思います。
常に誰かそばにいるし「トイレはこっち」と教えてあげれば済むことだし。
ただし、こちらに忍耐力が必要ですが(笑)。
水の流し方がわからない?
さて、無事トイレを探し当てたところで、今度は何をどうすればいいのかわからないこともあります。

ウンチしたいんじゃが、どうすりゃあええ?

ズボンとパンツ下ろして、そこに座ってすればいいよ

ここですりゃあええんか?

うん、座ってしてね

水は流れるんか?

・・・・・
・・・と、まぁキリがありません。(^^;
マジに水の流し方がわからなくて、なかなか出てこないこともしばしばです。
・・・っていうか、トイレに入ったところで、用を足さずに出てくるんですけどね。
何度かパパは、アタマを悩ませた挙句、トイレブラシを振り回して、ママを激怒させました。

ブラシで水流を起こそうとしたのかな
なんとなく気持ちがわかって笑えるんだけど、怒っているママの手前、笑うわけにもいきません。

パパ、水は私が流してあげるから、気にせずトイレから出ておいで

うん、すまんの
そう答えたところで、1分経ったら忘れています(笑)。
認知症パパ、トイレは何のため?
うちのパパは相変わらず、トイレを出たり入ったりを繰り返します。
かといって、トイレが近いわけでも、下痢をするわけでもなく、ただ「行きたい気がして」トイレに直行。
時々、

トイレは、ここか?
と、私に聞いてからドアを開け、中を見回し、スリッパを履いたと思ったら、すぐ出てきたり、
トイレと隣接する洗面所のドアを交互に開けては、中を確認して、戻ってきたり、
痰を吐くために、トイレに入ったり(便器の外に吐いて、またママを怒らせるのですが)、
一体何のためにトイレに行くのか、私にもわからなくなってきました。(^^;
けれど入るたびに汚して、便座のフタを乱暴に開け閉めし、ペーパーホルダーを押さえつけるので、わが家のトイレ寿命はもはや尽きようとしている模様。(ーー;

手すりを設置する予定ですが、その話はまた後日
「用もないのに、トイレに入るな」とも言えません。
パパの動線には、必ずトイレが含まれるので、こっちが諦めるしかありませんね。
認知症パパは、お尻を拭かない
さらに最近顕著になってきたのが、お尻を拭かないという事実。(ToT)
パンツを汚すことはあまりないんだけど、ママが入浴時にお尻を洗うと、ぽろぽろと排泄物が落ちてくるそうな・・・。(><;

少し前からパパは、毎晩ママにカラダを洗ってもらっています
お尻を洗ってもらうことに馴れたようで、もう嫌がることがなくなりました。
これって、いいコト?悪いコト?
ママも洗いたいわけじゃないのですが、後で入浴する私たちの湯を守るためには致し方なし(笑)。
パパは一体、トイレットペーパーが何のためにあると思ってるんでしょうねっ?

時々、便器を汚して拭き取った後があるので、そっち用途?
便器拭かずに、自分のお尻を拭きなさいよっ!(`ε´)
しかもペーパーを流さずに、トイレから持って出るのが仕事です。
あぁ疲れる。(ToT)
【認知症はトイレがわからない】今日のまとめ
これは認知症の特徴です。
以前テレビで、認知症のご家族を介護している自宅のあちこちに【トイレ】とか【お風呂】とか書いて貼ってあるのを見たことがあります。
うちのパパも同じ段階に達したんだぁと思いました。
かといって、冴えてる時もあるんです。
結構まともなことを言ったり、デイサービスのお迎え時間を一発で覚えることも。
まったく・・・わかりづらいオトコです(笑)。
今日の認知症パパ語録

トイレは、ここか?
これを言い始めると、その日はずっとこの状態。
リカバリーは、一度寝なきゃムリみたい。
どうにかパパのアタマを再起動できないものか(笑)と常々考えているのですが、現代医学でもやっぱり難しいのでしょうね。
コメント