認知症さんの症状にもいろいろ個性がありますが、うまくやるコツは、やはりコミュニケーションかなとつくづく思います。*^^*
認知症さんには、ふれあいが大切
決して認知症さんを見下すわけではありませんが、症状が進むほど、その心情は小さな子供と同じになってくるような気がします。
まだ世の中のことが何もわからない子供たちと、わかっていた事柄が次第にわからなくなっていく認知症さんとは、逆方向だけど似た境遇なのかもしれません。
だからといって、幼児言葉で子供扱いするわけにもいかないし。
相手は立派な大人ですから、リスペクトが必要なんですよね。

そこんところが難しい
うちのパパの場合、精神安定に一番効果的なのはスキンシップです。
まさかハグはしませんが(笑)、手を握ったり、カラダをさすったり、ほっぺをなでたりするとゴキゲンになります。
機嫌がいい時も叱っちゃダメ
そうやって日々“ヨイショ”していると(笑)、パパはめったに怒りません。
うちのママがよく失敗するんだけど、相手がニコニコしているから平気だと思って叱ったりすると、今までの努力が水の泡となってしまいます。

あくまで下手に出ることが肝心なのよね
心にもない言葉でいいのです(笑)。
俳優になった気分で、認知症さんをうんと持ち上げてみましょう。
相手がハッピーになってくれれば、介護がラクになりますよ。
うちの認知症パパは超過保護
というわけで、うちの認知症パパは超過保護に暮らしております。
わが家はママと私の二人体制だから、できるんですけどね。
それにほっとくと後で面倒なことになりかねないので、先手先手を打つうちに世話を焼きすぎてしまうのです。(ーー;

これも、良し悪しですね
パパが何か考えこめば声をかけるし、
何度でも同じ質問に答えるし、
ウロウロしてれば、理由を聞くし、
着替えは必ず手伝うし、
入浴にも手を貸すし、
ヒゲを剃ってあげるし、
寝る時は布団をかけてあげます。

そのせいで私が行くまでベッドに入らなくなっちった
とにかくパパを一人にすることがありません。
やりすぎ?
・・・ですよねぇ~(笑)。
ついて来るのはやめてくれる?
数年前まで、うちのパパは一人でお留守番ができました。
でも電話や訪問客の対応ができなくなり、一人にするのはやめました。
宅配便のお兄さんが来ると、

どうぞどうぞ、お上がりください
なぁ~んて言うし、電話応対も普通にできませんからね。
で、母娘二人がかりで過保護にしているうちに、一人じゃいられなくなったみたいで、いつもどちらかの後をついてまわります(笑)。

パパ~、少しじっと座っててよ。私の用事ができないでしょ

・・・・・
ジャマになるったらありゃしないっ。
そのうち私が諦めて、パパを座らせておくために肩をほぐしてやる羽目に。

そんな甘やかさんでもいいでしょ

だってじっとさせとくには、これしか手がないもん
あぁ~~こっちの肩を揉んでほしいよ(ToT)
【認知症とスキンシップ】今日のまとめ
あまり水分を取らないパパのために、飲み物をひんぱんに口元に持っていき、椅子に座れば膝掛けをかけ、午後は一口大に切り分けたおやつを用意して、これでゴキゲンにならないわけがない!
相変わらず与太話もしますけど、以前ほどしつこくなくなりました。
アタマが回らなくなってきたのかな?
一昨年くらいまでは、立て板に水の作り話を披露していたのにね。(^^;
今日の認知症パパ語録
私たちがあんまり世話を焼くものだから、たまにパパはこう言います。

あんまりわしを過保護にするなや
そしたら私は答えます。

過保護にしますよ~、なにせ大事なんだから
いつも本気で言っているわけじゃないけれど(笑)、たとえ口先だけでも本人はうれしいようです。
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