認知症パパ、入浴前にひと騒ぎ

 

認知症パパと家族の鬼門・・・それはお風呂(笑)。何かにつけて、もめるんです。

  • お風呂に入るか、どうか。
  • いつ、お風呂をすすめるか。
  • 着替えが、ちゃんとできるかどうか。

ママは、毎日なやんでいます。

 

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認知症パパは、お風呂よりドラマ優先

 

ゴキゲンな時は、何の問題もないんです。

ママ
ママ

パパ、お風呂沸いたよ。そろそろ入る?

パパ
パパ

はい、はい

と、ふたつ返事、だからついママも、気を緩めてしまうのかもしれません。(^^;

それに時々、ママの言い方にも問題があるのかも。

 

ママ
ママ

パパ、今のうちにお風呂、早く入ってよ!

パパ
パパ

なんで今、入らにゃならんのや!

こんなふうに、急にケンカ腰になるコトがあるのです。

パパは、目を三角にして、赤鬼の形相。

 

うちのパパは、お風呂を勧めて怒ることが多いので、家族は気をつかいます。

 

わが家の入浴に関する、傾向と対策

 

お風呂に入る入らないは、結局パパの気分次第なので、私たちなりに、パパの気持ちを考えてみました。

 

(1)パパがテレビに夢中のときは、そっとしておく

最近は自分で録画できなくて、ドラマを途中でやめられないので、むやみに声をかけない。

どうせテレビには集中しておらず「ま、いっか」と入浴することもあるから、そのあたりの匙加減が、こっちにはわからないんだけど(笑)。

 

(2)弟の都合を優先させて、パパをないがしろにしない

弟が定時で帰宅する日、ママはそっちを優先していました。

「息子が帰る前に入れ」とか「息子が帰るから入るのを待って」などは絶対NG!

 

パパ
パパ

なんで気を遣わにゃならんのや! わしは息子の二の次か!!

と吠えまくった恐ろしい事件が、過去に何度かありました。(--;

そりゃそうだ・・・パパの気持ちもわかります。

 

パパがキレると翌朝まで機嫌が悪くて、とりつくしまもなかったんだけど、最近はひと風呂浴びたら、怒ったコトを忘れるようになりました。

忘れっぽいって、すてきなコトね。^^

 

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後ろ前でも裏表でも、注意しない

 

入浴タイムは一応、目途がつきましたが、ここからママの仕事が始まります(笑)。

 

まずは、パパの下着と服装をチェックする

  • 今日着たモノは、洗濯カゴに入っているか
  • 新しい下着を、ちゃんと着用しているか
  • シャツやパンツを、2枚重ねて着てないか
  • パジャマの代わりに、部屋着をそのまま着てないか

脱衣室とパパ自身に、ママが目を光らせるのです。

 

ママ
ママ

うん、大丈夫ね。でも、パジャマ難しくない?

ママにそう指摘されても、本人はなんのこっちゃ(笑)時々、後ろ前に着てるんですよね。

で、ちゃんと着るように手伝うんだけど、そこで弟が言いました。

 

認知症さんに、こっちの理屈を押しつけない

 

長男
長男

後ろ前でも、ウラ表でも、放っときゃええじゃろ

・・・なるほど、一理ある。

 

長男
長男

イチイチ、口うるさく言わずに、好きにさせとけ

ま、そ~なんだけど、でも後ろ前って、首や腕がむずかしいでしょ?(笑)

 

長男
長男

服は着とるわけだし、あとはどっちでもいいじゃん

う~ん、確かに。パパに自分たちの常識を、押しつけすぎたかもしれませんね。

 

ひめ
ひめ

それもそうだ、弟よ、いいコト言うぞ!

・・・と思ったらヤツも、パジャマを “後ろ前”に着ておりました(笑)。

 

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【認知症と常識】今日のまとめ

 

弟の言葉で、ママと私は目が覚めました。

そうですよね、とかく私たちは、一般常識を認知症の人に押しつけがち。

 

服がウラ表でも、後ろ前でも、大したコトじゃありません。

身に危険が迫るような間違い以外は、見過ごすべきかもしれませんね。

 

けれど几帳面な私たち母娘は、おかしな恰好についつい目がとまる・・・言うのをガマンするのもつらくって、二人になってから笑うコトにしています。

 

今日の認知症パパ語録

 

パパ
パパ

ああ~いい湯だった。もったいない、もったいない

これが、超ゴキゲンでお風呂から上がった時のパパ。そうかと思えば、

 

パパ
パパ

湯が熱すぎる! なんで熱うするんじゃ!

と、怒って出てくることも。(--;

わが家のお風呂は、お湯の量も温度も毎日一定、何もかもパパの気分次第です。

 

だから家族もイチイチ、真に受けてはいられません。

 

ひめ
ひめ

ホント? よかったね~

ママ
ママ

ホント? それは悪かったね

口先だけで、なだめるコトにも慣れました(笑)。

 

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