うちの認知症パパは、かつては肥満体でした。
太鼓腹を誇らしげに叩くのが、クセだったんだけど、今じゃお腹もぺったんこ。
久しぶりに会う人が驚くほど、スマートになっています。
認知症パパの食欲が戻りつつある、食欲の秋
そういえば、去年もこんな感じだった。
夏前から食欲が落ち始め、その後少し回復したものの、食べる量を減らしたがるので体重は増えず、全盛期より10㎏近く軽くなっているのです。
当然、家でゴロゴロ&ダラダラ、不機嫌そうに屁理屈ばかりこねる迷惑なオトコになっちゃいます。
そんなワケで、私とママはあの手この手で、食べさせようと努力します。
3年くらい前から「量が多い!」と文句をつけるので、まずは量が少なく見える工夫から始めました。
パパの食事は少量に見えるように、ワンプレートに盛り付けます。カインズ、アマゾン、百均…で買った4種類のプレートを使用中! *^^*
盛付け方次第で、楽しく食べてくれるかも!?
うちのパパの場合、私たちの努力の成果なのか、それとも単に食欲の秋のおかげなのか、ハッキリしませんが(笑)、とにかく最近はいつも食事を完食です。
食事の量へのクレームについて・・・最初、私たちは
- お茶碗によそうご飯の量を減らす
- お茶碗自体を小さなモノに替える
- いろんなおかずを小鉢で出す
- 会話で気を反らせて食べさせる
こんな姑息な手段を用いてきました(笑)。
が、手間がかかる上に、思ったほどの効果がない。(--;
そんな時、デイサービスではいつも『完食』になっているコトに気づいたのです!
上記画像のような食器や型抜きを用意して、出すようにしたところ、パパがきれいに食べてくれるようになりました!
ここ2~3年、食事時のパパクレームに耐えかねていた私たちは「マジか!?」って苦笑い。
そうならそうと、言ってくれりゃあいいのにねっ!=それは無理な相談ですけどね(笑)。
お椀をひっくり返して「情けない」とガックリ
パパのご飯の量ですが、本人にわからないように、少しずつ少しず~つ実は増やしているんです(笑)。
盛り付けは、ワタクシの仕事です。

ママより几帳面だし、美的センスが上ですからねっ
盛り付けのポイントは、以下の通り。
- 彩りよく、バランスよく盛り付ける
- おかずは食べやすい大きさ、固さで
- ご飯はギュッと型抜きに押し込んで盛る
- 汁物は別のお椀に少な目に、ご飯と同時に出す
ご飯を型に押し込むのは、量が少なく見えるし、お箸で食べやすいから。
以前、汁物はお酒の後に出していましたが、後出しは拒否られるので最初から出しておきます。
すっごく気を遣って美しく仕上げているんだけど、「キレイだ」と言ってくれたコトはまだ一度もありません。
梅型ご飯に、装飾するコトもあるのになぁ(笑)。
そして日に一回、パパに出す汁物(主に味噌汁)ですが、頻繁にひっくり返すようになりました。(><;
認知症さんにも、介護食器が必要です
昨日の朝、お味噌汁をひっくり返した後、パパはガックリとうなだれておりました。

はぁ~~情けない・・・手が思うように動かんかった
「またやられた」と、ママはしかめっ面。
テーブルの上の後片付けから、パパの着替え、椅子とカバーを拭いて、床の掃除に追われるのだから当然ですよね。(^^;
事件の後に話を聞いた私が、そんな時のなだめ役です。

パパ、大丈夫? もう濡れたところない?

うん・・・ホンマに情けない話よの

情けないコトなんかないよ。持ちにくい器が悪かったんじゃない? そうだ、取手のついた器を買ってあげようね

そりゃあ、すまんのぉ。わしがお茶をこぼしたばっかりに
こぼしたのがお茶なら、まだ良かったんですけどね・・・お味噌汁ひっくり返したコトなんて、忘れてる本人はシアワセです(笑)。
取手付き汁椀は今日頼んだので、明日には届くかもしれません。
使いやすければ、いいのですが。
【認知症の食卓】今日のまとめ
食事中、魚が上手に食べられなくて癇癪を起したり、汁椀を持ち損ねたり、そんなの当たり前ですよね。
パパの食欲減退は、そんなコトも理由のひとつだったのかもしれません。

もっと早く、使いやすい食器を用意してあげればよかったね
パパが怒ったり、失敗したりする時は、別の角度から解決策を考えるコトも大切かなぁと改めて思いました。
今回購入した汁椀については、後日また記すコトにしたしましょう。^^
今日の認知症パパ語録

あ~おいしかった! ごちそうさま~~!
最近、なにを食べてもご満悦の暴君でございます(笑)。
そしてこのセリフを、5回くらい繰り返しますが、そのたびに

はぁ~い。パパ、よかったねぇ~
イチイチ、返事をしてやらなければなりません。(--;
【パパを無視しない】というのが、わが家の掟なので、何百回でも返答してみせましょうぞっ(笑)。
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