うちのパパは、焼酎のウーロン割が大好きです。
お酒全般が好きですけどね。*^^*
認知症が進んだ今も晩酌をするコトは忘れませんが、昔よりキレイな飲み方をするようになりました。
認知症初期は、アル中になるかと心配した
実は・・・うちのパパったら、昔はよく隠れ飲みをしていたのです。
ご丁寧に、ワンショットグラスまで備えつけている周到さ。
でも、見つけたこっちがお酒を元の棚に収めても、パパは何にも言いません。

ひとりでいる時に結構飲んでるみたい・・・アル中になったらどうしよう

う~ん確かに。でも怒るのは逆効果だしね

ママはお酒を飲めないので、飲酒に関して手厳しいのです
そのうち洋酒ボトルは底をつき、パパ自身で新たに買ってくるわけもなく、隠れ飲みは中断を余儀なくされました(笑)。
認知症だって飲酒は習慣、適量ならOK?
それから少しずつ、パパの酒量は減っていったけれど、何が原因かハッキリしません。
隠れ飲みは、ボトルがなくなったから・・・でも、晩酌の量が減ったのはなんでだろ?

だからといって、飲むコト自体を忘れないのが不思議なところ
そんな時、グラスを小ぶりのモノに変えて、「少しだけ飲もうかな」と言っていました。

なんか焼酎の味が違うわい。おいしゅうないの(=おいしくない)
パパの作り方がまずいのだと注意しても、おかしな思考サイクルに陥ってわかってくれない。(--;
少しくらい飲んでくれなきゃ食がますます進まなくなるし、気分も晴れやかになりません。そこで、

そっか、私が適量で作って置いておけばいいんだ
そう気づいて、パパがお風呂から上がるのを見計らい、小さなグラスに薄~い焼酎ウーロン割を作っておくようになりました。
お酒の作り方は忘れても、味は忘れないらしい
最初は「コレは、なんや?」とか、「薄めに作ったんか!?」とか、ブツブツ言っていたくせに、その状態に慣れたらしく、今じゃ私が作るのをじっと座って待ってます(笑)。

あ~~、うまいのぉ。姫、ありがとね
こんなふうに言う時には、ちょっとだけ可愛く見えます(笑)。
結局、パパは自分好みの焼酎の作り方を、忘れてしまっただけのコトで、体調が悪いわけでも、焼酎が嫌いになったわけでもなかったのね。(^^;
ただし、量は飲みません。
私とママは、そっちの方がラクですけどね。
1日1杯の焼酎が、認知症パパの締めくくり
飲んだくれる心配がないってコトは、くだをまくしつこさもありません。
お酒を飲みすぎては、グチグチ、ねちねち、面倒になるコトもなくなりました。

いや今じゃ、シラフでも十分面倒なんだけど
一時、ほとんどお酒を飲まずに、ため息ばかりついていましたが、最近は晩酌に満足して、少しだけ饒舌になってベッドに行ってくれます。
このところ、パパはとっても素直です。*^^*
【認知症と飲酒】今日のまとめ
認知症とアルコールは、決して良い関係とは言えません。
飲みすぎがきっかけでアルコール性認知症や、症状が悪化する場合もありますからね。
それが意外や意外、毎日適量でゴキゲンになってくれるワケだから、もう飲酒を止める必要ないでしょ?
夕食時に、ほんの少しの焼酎をたしなむパパは、上品な酒飲みになったようです。
今日の認知症パパ語録

ちょっとだけね
ひと昔前の、ドリフのコントみたいなセリフです(笑)。
うちのパパが、お酒を飲む前の言い訳です。
以前はマジにただの言い訳で「どこがちょっとなの?」と思うほど飲んでいたけど、今はホントに「ちょっとだけ」になりました。

もう年じゃし、カラダに気をつけんとね
本心かどうか知らないけれど、認知症になって健康に気を配るようになる人って珍しいのかもしれません(笑)。
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