うちの認知症パパの奇行は、毎日進化しておりますが、たま~にまともになる瞬間がございます。
そんな時ふと、考えちゃうんですよねぇ。
認知症にならなかったら、どんな人になってたかしら・・・って。
もしも認知症じゃなかったら?
実際こんなコト考えても、しょうがないんですけどね。(^^;
介護がイヤになった時とか、パパが少々まともな時とか、私は遠い目をして思ってしまうワケですよ(笑)。

昔のパパって、どんな人だったっけ?
な~んて考えるコトもあるしね。
パパが認知症になって、まる8年が過ぎるので、フツーの人だった時代を私は忘れがちなのです。
どんどん異星人化してしまい、こうして一生けんめい思い出さなきゃ昔の姿が風化してしまいそうです(笑)。
発病しなければ、頑固ジジイになってたかも
うちのパパは今、80歳。
たとえ認知症を発症していなくても、それなりに衰えていたはずです。

もしかしたら、いつも不機嫌な頑固ジジイになってたかも?
今はノーテンキな認知症パパですが、病気でなければ、こんなに明るい人じゃなかったのかも。
う~~ん、フクザツな気持ちです。
なるべくしてなった認知症
このブログで何度も申し上げているように、うちのパパのアルツハイマー病は遺伝性によるものだと思っています。

だから仕方がない・・・と、あきらめもつきました
でもね最近、遺伝じゃなくても、なるべくしてなったのだと考えるようになりました。なぜかというと、
- 新しいチャレンジが苦手で、アタマを使うのがキライだし
- 外に出るより、内にこもりがちだったし
- うつ病を患った経験があるし(⇦認知症になりやすい)
第一、認知症じゃないパパを、今となっては想像ができません。(^^;
認知症パパは今、幸せそうに見える
もちろん私たちだって、パパが認知症になったコトは衝撃でした。
介護に慣れたところで、どんどん大変さは増しています。
あれこれ心配したり、何かをガマンするコトが、なくなったからでしょうか?

それにみんなで、チヤホヤするもんね
同じ話を繰り返し、脚色もどんどんバージョンアップしています。
家族でがんばってるからですが、『この程度なら、良しとしなくっちゃね』
私とママは、いつもそう言ってなぐさめ合っています。
【認知症にならなかったら】今日のまとめ
結局、うちのパパは『どうせ認知症になっただろう』と家族はみんな思っています。
たとえ認知症にならなかったとしても、可愛いおじいちゃんになったとは、とうてい思えません(笑)。
アタマが冴えてる嫌味な頑固ジジイ vs.すっとぼけの認知症
どっちもどっちだと思うので、わが家の認知症介護をそれほど悲観するのはもうやめようと思いました(笑)。
今日の認知症パパ語録
認知症が進んでくると、みなさん同じらしいのですが、わかっていても驚くコトが毎日あります。
うちのパパは、去年あたりから自分の年齢を忘れがちなんだけど、100歳超えたとか、もうすぐ200歳とか言われた時には、返事のしように困ります。(^^;

わしが、まさかここまで長生きするとはのぉ。
こう言い出したら、要注意!・・・なので、

パパは今80歳なんだから、まだまだ長生きできるよ
と、私の方で先手を打ちます。

え? まだ80歳? 100超えてなかったかいの?

うん、まだ80歳! 若造じゃん

ほうか、ほうか。若造じゃのぉ。
こうして矛先をおさめてくれる例は珍しいのですが、この日はたまたまラッキーだったようです(笑)。
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