認知症パパと、帰省した次男坊

 

私と11歳、年の離れた下の弟が、久しぶりに帰省しました。

仕事が忙しくて、なかなか連休が取れず、会うのは1年半ぶりです。

うちのパパも、そりゃあ嬉しそうでした。

どれだけ認知症が進もうと、末っ子はやっぱり可愛いもんですよねぇ。*^^*

 

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認知症パパと、次男坊のぎこちない関係

 

パパのアルツハイマー病は、昨年あたりから、かなり進行しています。

長らく会っていない人は、顔や名前がうろ覚えというコトも、しばしばです。

 

でもさすがに、自分の息子は覚えてました(笑)。

今回はひとりで帰ってきたけれど、弟のヨメや孫のコトもちゃんと記憶にあるようです。

 

けど、互いにどう接していいのか探りあっている感じで、なんとな~くぎこちない。

男同士って、酒でも飲まなきゃ話も弾みませんよね(笑)。

 

ひめ
ひめ

結局「おはよう」とか、「おやすみ」くらいしか、言葉を交わさなかったかも

次男坊に対する、認知症パパのヤキモチ

 

私たちは、やっぱり弟が可愛くて仕方ないから、ついチヤホヤしちゃいます。*^^*

ママはご馳走を作ったり、私は食事に連れて行ったり、上の弟は小遣いをやったり、家じゅうでそりゃもう大歓待!

 

自分の家では父親らしく振舞っているであろう末弟も、実家に戻れば、ただの末っ子。

昼間っからビール飲んで、ゴロゴロゴロゴロ・・・食って+飲んで+寝ての繰り返しだけど、誰ひとり見とがめるわけでもありません。

 

パパは、どうもそれが気に障ったらしく、少しムッとしておりました。

いつもパパがひとり占めしている私たちの愛情を、末っ子に横取りされたって感じ?(笑)

 

ひめ
ひめ

生まれたばかりの兄弟に親を取られた、子どもかっつーの

でも、口うるさく叱っていた昔と違い、弟に対して、パパはやさしく気遣ってもおりました。

久しぶりに会えたのが、ホントにうれしかったのね。

 

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離れているからわかる、認知症の進行

 

さて、パパの認知症の進行度について、私は弟にたずねてみました。

いつも一緒にいる私たちとは違った目で、冷静に判断できるんじゃないかと思ったからです。

 

ひめ
ひめ

どう? 去年のパパと違ってる? 病気進んでるのかしら?

末っ子

そりゃあ、もう。前とは全然違うわさ

どこがどう異なるのか・・・具体的に聞いてみたところ、

  • 去年はあんなにウロウロせずに、自分の部屋でじっと読書やテレビを見ていた
  • わけもなくテーブルセッティングをするのに、びっくりした
  • 細かくちぎったティッシュを、あちこちにはさんでるのが不思議

・・・とまぁ、このブログでも書き連ねてきた問題行動を挙げてくれました。(^^;

 

そうかぁ、去年あの子が戻った頃は、まだ多少まともだったのねぇ。

ひと味違うパパに再会し、弟も戸惑ったみたいです。

 

血縁者の不安はいろいろ

 

末っ子

なんかね、何話していいのか、わからんよ

弟は、そう言っておりました。

パパとの会話は基本、成り立たないので(笑)、私たちはパパの機嫌を損なわないように、上手に相槌をうったりしてるけど、たまにしか合わない弟は、返事をするのも難しいんですって。

 

そうなのかぁ~、やっぱりパパの相手に、慣れている私たちとは違うよね、離れていれば仕方ない。

性格は、末っ子が一番パパ似なので、余計うまくかみ合わないのかもしれないし、遺伝したらどうしようとか、そんなコトも心配なのかもしれません。

 

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【認知症と離れた家族】今日のまとめ

 

ホントにわが家は、パパにつきっきりなので、日々進化しつつある(笑)認知症状に麻痺しているのでしょうか?

もちろん何かあれば、必ず母娘で報告し合って愚痴るんだけど。(^^;

 

今回弟にたずねてみて、改めて私たちは、パパの病状の悪化について考えました。

そういや今は、病院も付き添いが必要だしなぁ。

ま、しょうがないよ。パパだって、好きで認知症になったワケじゃないもんね。^^

 

今日の認知症パパ語録

 

パパの習慣である例のテーブルセッティングですが、末弟がいる間は、ちゃんと5人分セットしてありました。

 

パパ
パパ

久しぶりに、5人みんな揃うたのぉ

ひめ
ひめ

そうね、家族水入らずだね、パパ

パパはことのほか、うれしそうでした。

今度いつ帰省するかわからないけど、県外の末っ子を忘れないでね。

 

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