認知症パパ、デイサービスを体験

 

私たち母娘が待ちに待った、この日がついにやって来ました。

なんと、うちの認知症パパが、デイサービスに行くことになったのです!

承知してくれた時は、マジでわが耳を疑ったほどですよ(笑)。

 

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認知症さんが、デーサービスを受け入れるまで

 

わが家にケアマネが訪問するようになって、ずいぶんたつので、今までにも当然、デイサービスの提案はあったのですが、当の本人が拒否していました。

・・・が、最近うちのパパは、すっごく時間を持て余していたのです。

 

パパ
パパ

はぁ~ヒマじゃのぉ。なんかやるコトないかのぉ~~

毎日、毎日この調子。

そうして、私やママがいる部屋を占領しては、見もしないテレビを大音量でつけて、あっち行ったり、こっちに来たり。(--;

 

これじゃ、私たちがまいっちゃう・・・そんなワケで、再びデイサービス案が浮上し、ケアマネさんに「上手に勧めてください」とお願いしました。

ダメもとで、再トライ! 果たして、パパの心を揺さぶるコトはできるのか!?

 

最初は嫌がって当たり前、徐々に慣れてくれる

 

認知症さんをその気にさせるには、何でも水面下の工作が必須です(笑)。

 

ママ
ママ

私たちのジャマになるから、デイサービスに行っとくれ!

・・・ってなワケに、いきません(笑)。

何年か前にデイサービス体験をさせた時には、まだ認知症初期だったせいか、「子ども扱いされた」と言って怒って帰ってきました。

 

でも今なら、馴染めるのでは?

そう考えた私たちは、時間をかけて、パパを洗脳していきました。

 

<作戦その1>

ケアマネさん訪問のたびに、デイサービスの楽しさを吹き込んでもらう

とにかく口の上手な人なので(笑)、パパの気持ちをくすぐってもらいました。

 

<作戦その2>

近所の人も喜んで利用しているとか、パパに与えられた素晴らしい特権だと、ママがなにげなくつぶやく

折に触れてデイサービスの良さを刷り込みます。あくまでも話のついでという、さりげなさが大切。

 

<作戦その3>

私と通院するたびに、隣室のデイサービスの話をする

デイサービス施設は、月2回通う病院内にあり、帰る頃カラオケが聞こえてくるので、それを利用。

 

ひめ
ひめ

パパの方が上手よねぇ。パパが歌ったら、きっとみんながびっくりするんじゃない?

な~んて、パパをおだててみるのです。

3カ月くらい続けたかしら・・・山がついに動きました!(笑)

 

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デイサービスは、こんなところ

 

どうせ家でも退屈してるし、パパがその気になった時点で、一気に攻略です!

 

ケアマネ
ケアマネ

さぁ試しに行ってみましょうよ! そりゃあ楽しいですから!

ケアマネさんにお膳立てしていただいて、20~30分見学会に行った後、いよいよパパも、デイサービスデビューです!!!

ああ、こっちの方がドキドキする(笑)。

 

ひめ
ひめ

パパ、大丈夫かな? 一応、私たちは自宅待機しとこうか

いきなり任せっぱなしも不安なので、私とママは家でじぃ~っとパパの帰りを待ちました。

 

デイサービス:1日の流れと予算

 

デイサービスって、車で送迎してくれるし、お昼ごはんやおやつ、いろんな飲物も用意してあって、私たち家族は手間いらず。

 

<パパがお世話になる施設は、こんなスケジュールになっています>

9:00   車でお迎え(毎回、事前に電話あり)
9:50   身体測定、ラジオ体操、レクリエーション(希望者はプールや入浴)
11:30 お口の体操
12:00 昼食(食後は歯磨き)
13:30 体操、レクリエーション
14:30 おやつ
15:10 カラオケ
その後、順次帰宅(車で自宅までお見送り)

まる1日、面倒を見てもらえるんですよね~、ありがたや。*^^*

 

施設内には健康器具や、麻雀、畳敷きのお昼寝スペースもあって、それぞれ自由に過ごしてOKなんですって。

毎月イベントも開催されるから、これからパパは退屈知らずになりそうです。

 

ひめ
ひめ

気に入ってくれれば、だけど・・・ね

さて、デイサービスの費用ですが、

要介護3で入浴やプールなしのパパの場合・・・1,569円/回+700円(食費)

週2回利用しますから、月に約20,000円を支払うコトになります。

ちょっと微妙な値段ですけど、パパが楽しんでくれればOKかなと思っています。

 

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【認知症とデイサービス】今日のまとめ

 

噂によれば・・・最初はみんな、デイサービスに行くのを嫌がるらしい。

慣れない環境に戸惑ったり、気に入らない仲間やスタッフがいたり、だいたいお年寄りはワガママですからね(笑)。

でもそのうち「こんなもんかな」って感じで、慣れてくるそうですよ。

 

スタッフと家族の間には、連絡帳(子ども時代を思い出すなぁ)が行き来して、その時々の様子を共有するコトになっています。

クスリの管理もしてもらえるので、安心です。

 

今日の認知症パパ語録

 

体験初日、パパがどんな顔で帰ってるか、私とママは戦々恐々としておりました。

が、意外とゴキゲンでご帰還です。(ほっ)

 

ひめ
ひめ

パパ、お帰り、お疲れさまでした。カラオケ歌った? あんまり上手で、みんなびっくりしたでしょう?

パパ
パパ

それがの~緊張して、うまいコト歌えんかったわい

ひめ
ひめ

あ~初めてで緊張したのね。ま、最初から上手すぎても困るもんね

パパ
パパ

うん、今に慣れるじゃろ

おお~~~~~っ! 慣れるまで行く気なんだ!

いいぞ、パパ! がんばって~~~!\(⌒▽⌒)/

 

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