私たち母娘が待ちに待った、この日がついにやって来ました。
なんと、うちの認知症パパが、デイサービスに行くことになったのです!
承知してくれた時は、マジでわが耳を疑ったほどですよ(笑)。
認知症さんが、デーサービスを受け入れるまで
わが家にケアマネが訪問するようになって、ずいぶんたつので、今までにも当然、デイサービスの提案はあったのですが、当の本人が拒否していました。
・・・が、最近うちのパパは、すっごく時間を持て余していたのです。

はぁ~ヒマじゃのぉ。なんかやるコトないかのぉ~~
毎日、毎日この調子。
そうして、私やママがいる部屋を占領しては、見もしないテレビを大音量でつけて、あっち行ったり、こっちに来たり。(--;
ダメもとで、再トライ! 果たして、パパの心を揺さぶるコトはできるのか!?
最初は嫌がって当たり前、徐々に慣れてくれる
認知症さんをその気にさせるには、何でも水面下の工作が必須です(笑)。

私たちのジャマになるから、デイサービスに行っとくれ!
・・・ってなワケに、いきません(笑)。
でも今なら、馴染めるのでは?
そう考えた私たちは、時間をかけて、パパを洗脳していきました。
<作戦その1>
とにかく口の上手な人なので(笑)、パパの気持ちをくすぐってもらいました。
<作戦その2>
折に触れてデイサービスの良さを刷り込みます。あくまでも話のついでという、さりげなさが大切。
<作戦その3>
デイサービス施設は、月2回通う病院内にあり、帰る頃カラオケが聞こえてくるので、それを利用。

パパの方が上手よねぇ。パパが歌ったら、きっとみんながびっくりするんじゃない?
な~んて、パパをおだててみるのです。
3カ月くらい続けたかしら・・・山がついに動きました!(笑)
デイサービスは、こんなところ
どうせ家でも退屈してるし、パパがその気になった時点で、一気に攻略です!

さぁ試しに行ってみましょうよ! そりゃあ楽しいですから!
ケアマネさんにお膳立てしていただいて、20~30分見学会に行った後、いよいよパパも、デイサービスデビューです!!!
ああ、こっちの方がドキドキする(笑)。

パパ、大丈夫かな? 一応、私たちは自宅待機しとこうか
いきなり任せっぱなしも不安なので、私とママは家でじぃ~っとパパの帰りを待ちました。
デイサービス:1日の流れと予算
デイサービスって、車で送迎してくれるし、お昼ごはんやおやつ、いろんな飲物も用意してあって、私たち家族は手間いらず。
<パパがお世話になる施設は、こんなスケジュールになっています>
9:50 身体測定、ラジオ体操、レクリエーション(希望者はプールや入浴)
11:30 お口の体操
12:00 昼食(食後は歯磨き)
13:30 体操、レクリエーション
14:30 おやつ
15:10 カラオケ
その後、順次帰宅(車で自宅までお見送り)
まる1日、面倒を見てもらえるんですよね~、ありがたや。*^^*
施設内には健康器具や、麻雀、畳敷きのお昼寝スペースもあって、それぞれ自由に過ごしてOKなんですって。
毎月イベントも開催されるから、これからパパは退屈知らずになりそうです。

気に入ってくれれば、だけど・・・ね
さて、デイサービスの費用ですが、
週2回利用しますから、月に約20,000円を支払うコトになります。
ちょっと微妙な値段ですけど、パパが楽しんでくれればOKかなと思っています。
【認知症とデイサービス】今日のまとめ
慣れない環境に戸惑ったり、気に入らない仲間やスタッフがいたり、だいたいお年寄りはワガママですからね(笑)。
でもそのうち「こんなもんかな」って感じで、慣れてくるそうですよ。
スタッフと家族の間には、連絡帳(子ども時代を思い出すなぁ)が行き来して、その時々の様子を共有するコトになっています。
クスリの管理もしてもらえるので、安心です。
今日の認知症パパ語録
体験初日、パパがどんな顔で帰ってるか、私とママは戦々恐々としておりました。
が、意外とゴキゲンでご帰還です。(ほっ)

パパ、お帰り、お疲れさまでした。カラオケ歌った? あんまり上手で、みんなびっくりしたでしょう?

それがの~緊張して、うまいコト歌えんかったわい

あ~初めてで緊張したのね。ま、最初から上手すぎても困るもんね

うん、今に慣れるじゃろ
おお~~~~~っ! 慣れるまで行く気なんだ!
いいぞ、パパ! がんばって~~~!\(⌒▽⌒)/
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