認知症パパ、歯医者に行く

 

うちのパパは、今年に入ってから機嫌が悪い。

こんなに尽くしているのに、なんで~~!?・・・と、思っていたけど理由が判明。(--;

入れ歯の調子が、悪かったのでした。

 

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認知症の歯科医は、オレンジドクターを選びましょう

 

今年に入ってから、わが家は困っておりました。

だって、うちのパパったら、食事時にいつもイライラ、ご飯の量にクレームをつけ、ママをにらみつけるのです。

ひめ
ひめ

もしかして、入れ歯の調子が悪いのでは?

私たちはそう思っていたんだけど、なにせ本人がそれを認めたがりませぬ。

よっぽど、歯医者がイヤらしい(笑)。

 

しかし意固地なパパも、ついに観念いたしました。

そりゃそうよねぇ~、食べたいモノが食べられないなんて、パパにとっては拷問です(笑)。

通院前に本人を説得し、歯医者さんにも事前にお願いする

 

以前も書いたコトがありますが、認知症患者にとって<歯医者は鬼門>

だから歯科医は、オレンジドクターを選ぶコトをお勧めします。

 

オレンジドクターは、認知症について学び、対処方法の研修を受けた、認知症のサポート医。歯科医など脳神経外科以外の分野でも各地域に、たくさんのオレンジドクターがいらっしゃいます。

 

でも、うちの近所で、その資格を持つ歯科医は1軒のみ。(--;

はい・・・例の、パパが嫌いな歯医者さんです。

 

さて、どうやってパパを歯医者に連れて

行きましょう?

ドクターも、嫌がるだろうなぁ。(^^;

 

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認知症さんに、歯医者のごほうびをあげるコト

 

まずは歯医者さんに、電話でお願いしてみました。

 

ママ
ママ

先生すみませんが、もう一回、主人の入れ歯を作ってもらえませんか?

 

パパ兄
ドクター

でも前に作ったヤツ、結局、使ってもらえませんでしたよね

・・・そうなんです。(--;

古い入れ歯の調子が悪くて、新しいのを作ったのに、パパは入れ歯の微調整を途中で投げ出して、古い歯を使いつづけていたのです。

結果、古い入れ歯は今や、ガタガタ。歯ぐきが痩せて、新しいのも、ぶっかぶか。

美味しいモノを食べに行こう!大作戦

 

ママ
ママ

今回は、ちゃんと本人に納得させましたから。最後まで通わせますから

ママも必死です(笑)。

 

パパ兄
ドクター

わかりました。型をとった後も、数回は調整に来てもらうようになりますよ

・・・ってなワケで、一件落着です。

ここにいたるまでに私たちは、歯医者に行かせるため、外食プランを立ててパパを誘惑しました。

 

ひめ
ひめ

パパ、歯が治ったら、ホテルに懐石料理でも食べに行こうね

ママ
ママ

近所の鉄板焼きで、ランチもいいよね!

パパ
パパ

それもええが、〇〇の中華料理も、食いに行きたい

おおっ、パパが乗ってきましたよ! \(⌒▽⌒)/

 

ひめ
ひめ

うん、行こう! 歯が治ったら、すぐに行こう!

こうしてパパは今、歯医者さんに通っています(笑)。

 

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【認知症と歯医者】今日のまとめ

 

パパはもともと色気より食い気のオトコ、大嫌いな歯医者に黙って通うなんて、よっぽど噛みづらかったのでしょう。

私たちもパパが食事をしやすいように、いろんな工夫をしています。

 

  • おかずは柔らかいモノだけを、さらに細切れにする
  • パン類は細長く切って、コーヒーにつけて食べさせる
  • ご飯は、おじや、おかゆ、お茶漬けで
  • 麺類は、クタクタになるまで煮込む
  • そして、パパの好物だけを出す

 

これで入れ歯が完成すれば、もっとゴキゲンになってくれるコトでしょう。

ああ~、疲れるオトコだコト。(^^;

 

今日の認知症パパ語録

 

前回はあれだけ悪口を言い、行くコトを拒んだ歯医者さんなのに、パパはとても素直に通っています。

 

ママ
ママ

パパ、パパが通える特別な資格を持ってる歯医者さんは、この辺じゃあの先生だけなの。いい入れ歯を作ってもらうためにも、ガマンして通ってね

パパ
パパ

うん・・・・・

ひめ
ひめ

パパ、今日で3回目だから、あと少しで完成するよ。痛いかもしれないけど、もう少ししんぼうしようね。そしたら、美味しいモノ、いっぱい食べに行こうね

パパ
パパ

うん・・・・・

あのクレーム男が、今回は「うん」しか言いません(笑)。

 

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