認知症パパと、泥棒さわぎ

私たち家族の毎日は、日々、パパの妄想との格闘です(笑)。

「そういう病気だからね~」「仕方ないよ」と笑いながら、心の中で泣いてます。(ToT)

 

パパは今年も、いろいろやらかすコトでしょう。(^^;

 

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突如はじまる、認知症の泥棒被害妄想

 

認知症の人が「モノを盗られた!」と騒ぐのは、何も珍しいコトではありません。

ナンバー1に輝くくらい、メジャーな症状ですよね(笑)。

 

うちのパパは、よく何か失くして探し回るけれど、あんまり人が盗ったとは言わない男。

・・・だったのですが。(--;

 

ついに始まりましたよ、モノ盗られ症候群が!

紛失物は何もないのに、盗まれたと言い張る

 

ある日、急に昼間からカーテンを閉めるので、最初は何事かと思いました。

 

わが家は3階建で、パパの部屋は2階の南側。

その南側に10年前、賃貸マンションが建ち、陽当たりが悪くなっています。

 

せっかくのポカポカ陽気にカーテンを閉められて、お日さま大好きのママは、ムッとしました。

 

ママ
ママ

パパ、なんでカーテン閉めるの? まだ夜じゃないでしょう

パパ
パパ

隣の屋根づたいに、泥棒が入るんじゃ! おっと、鍵もかけんとの

・・・ドロボウ? はてな(@◇@;?

失くしたモノもないのに、どうして急にドロボウ騒ぎ?

 

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ドロボウ騒ぎにも、一応きっかけがある

 

え~っと、一応申し上げておきますが、わが家に泥棒が入ったコトは1度もありません。

 

これは私の想像だけど、もしかしたら、裏のマンションの非常階段と隣接しているから、パパがベランダでタバコを吸っている時に、住人さんと目が合ったのかもしれませんね。

 

それがなんだか気まずくて、顔を合わせたくないから、こんなコトになったのかな?

 

パパ
パパ

わしの服とか本とか、ようけ盗られとるんじゃ。またやられたら困るけぇ、鍵かけてカーテンも閉めとくんよ

こんな時、以前ならケンカになっていましたが、

ママ
ママ

ああ、そう・・・。そんじゃ仕方ないね

・・・ママも賢くなりました(笑)。

けれど二人の部屋は、和室の二間つづき。

パパは自分の部屋のみならず、ママの部屋も閉め切ってしまいます。

 

さて彼女は、いつまでガマンできるでしょうか?(笑)

認知症の勘違いは、気が済むまでやらせておく

 

なんにも失っていないのに、パパってば、いったい何を盗られた気がしてるんでしょう。

ありもしない架空の持ち物を、架空のドロボウが持ち去った。

という妄想・・・困ったもんだ。(`з´)p

そしてママは、やっぱり私に泣きつきます。

 

ママ
ママ

どうしよう~~。これから毎日、暗いまま?(え~~ん)

ひめ
ひめ

う~~ん、パパのマイブームが去るまで、ガマンしなきゃ仕方ないね

そうなんです・・・ヘタに注意すれば、パパは意固地になってしまいます。

 

ママ
ママ

鍵までかけて、息つまりそうよ、まったく!

ひめ
ひめ

ホント。でも家族をドロボウにしないだけ、マシだと思おうよ、ねっ

・・・慰めにも、なりませんね(笑)。

 

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【認知症とセキュリティ】今日のまとめ

 

何にも盗られてないし、何か不足があるでもない。

なのにパパの妄想が暴走すると、いろんな事態を引き起こします。(--;

 

それでも一応、妄想のきっかけはあるのです。

今回の場合は、たぶん裏のマンションの住人ですよね。(^^;

 

割と距離が近いので、「こっちに来たら、どうしよう」と、不安になったのかもしれません。

隣は若い子が多いから、目が合ったって、会釈もしてくれないでしょうし。

 

自分で防衛するあたり、パパはえらいなぁ~と言えなくもないんだけど(笑)。

今日の認知症パパ語録

 

それ以来、わが家は日中でも厚手のカーテンを閉めたり、窓に鍵がかかるようになりました。

出入りの多い場所は、超不便でございます(とほほ)。

 

ママ
ママ

パパ、ちょっと窓あけてもいい? マット振るいたいんだけど

この程度のコトも、ママはイチイチお伺いを立てるハメになりました。(^^;

 

パパ
パパ

ええで。わしが見張っといちゃるわい。もしドロボウがこっち来たら、退治しちゃるけぇ心配すんな!

ママ
ママ

ホント? パパ、勇ましいね

苦笑いのママが、私の顔を見て、ため息をつきました。

 

私とママは、心の中で同じコトを思うのです。

心配なのは、あんたのその妄想です!

 

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