メリークリスマス! 今年もいよいよ、残りわずかとなりました。
わが家では昨日、シャンパンをあけて、ささやかなパーティを開きましたが、うちのパパは町内の忘年会にも参加するなど、飲み会がつづいています。
いつもにも増して、お酒の量が増えております。(^^;
認知症に、お酒は大敵
認知症に、アルコール摂取が良いわけがありません。
でも、パパの数少ない楽しみのひとつだから、私たちは口うるさく言わないコトにしています。昔ほど、飲みませんしね。^^
ところが飲み会では、ハメを外しちゃうんですよねぇ、これが(笑)。
つい先日も近所の居酒屋で、パパは忘年会がありました。
でも、夜ひとりで外を歩くのが不安そうです。そこで、

パパ、私が送ってあげようか?

いや、ええよ。もう暗いし、わしを送った後、姫の帰り道が心配じゃ
・・・あんたは、自分の心配をしてなさい(笑)。

街灯が明るいし、大丈夫よ。一緒に行こう!

ほんじゃ、帰りはわしの杖を貸しちゃろう。これで悪者を退治してくれ
・・・はい、はい(笑)。こうして私たちは、歩いて数分のお店へと出発しました。
面倒を見てくれる仲間がいるから、安心できる
お店の手前で、信号待ちをしてますと。。。

おおっ、こんばんは!
振り返ってみると、パパが大好きなグランドゴルフのお友達です。
よかった・・・ちょうど、ご挨拶できますよ。^^

あ、ここからは、僕が引き受けましょう
そう言って、その方はパパの腕をとりました。

いつもお世話になって、ありがとうございます

いえいえ。帰りも僕が、責任を持って・・・ね
ちゃんと送り届けるから、心配せずに・・・とおっしゃりたいようです。
ホントにいい方だなぁ~。(ToT)
私は何度もお礼を言って、今来た道をもどりました。
うちのパパは・・・といいますと、お仲間と話に夢中で、私のコトなどお構いなし。
お~~い、杖貸してくれるんじゃなかったのか~~?(笑)
認知症さんは、お酒の適量がわからない
それから待つコト3時間、案の定パパはベロベロに酔っぱらって帰宅しました。
もちろん、ひとりじゃ帰れません。仲間2人に抱えられておりました。
本当に申し訳ございません~~~!(><;
でも、いいお酒だったみたいで、わが家の王様はゴキゲンでございます。
手足だけ洗って、歯磨きをして、

パパ、今日はお風呂は無理ね。このまま布団に入りなさい
ママにそう言われても、ひとりじゃ移動がままならぬ(笑)。
私がパパの前に立ち、両手を私の肩に置かせて、汽車ポッポの要領で(笑)、先導しようとしたのですが、

パパ、前に進むよぉ~。はい、いっちに、いっちに!
・・・でも、ちっと前に進みません。

ちょっとパパ、その場で足踏みしたって進まないでしょ。前に足を出しなさい、前に足を!
結局、私が前から引っ張り、ママが後ろからパパを押して、ようやくベッドにたどり着くコトができました(笑)。
飲み会で、必ずする忘れモノ

あれ? パパ、杖は? 杖持って帰った?

杖~~? おお、そういや置いて帰ったわい
・・・やっぱり、私が持って帰ればよかった。(--;

もう遅いから、明日、取りにいくしかないね

パパの杖なんて、誰も取りゃしないから大丈夫よ
そりゃそぉだけどぉ、どうせ私が行くんでしょ。
めんどくせ~。(^^;
【認知症と忘年会】今日のまとめ
本当は遠慮すべきなのかなぁ・・・認知症のパパを、酒宴にひとりで参加させるなんて。
けど本人が行きたがるし、パパ友が「ぜひ」と言ってくださるので、私たちは甘えています。
パパには、パパの世界がありますもんね。
というわけで「もう勘弁してください!」と言われるまで、参加させていただきます(笑)。
今日の認知症パパ語録
最近ちょっと、私が過保護すぎるせいか、

姫は、ええ娘じゃのぉ~~
パパはやたら、そう言います。
・・・わかってますよ、そんなコト(笑)。
店に置き忘れた杖は、翌日私が取りに行きました。
忘年会の日、パパはどんな調子で騒いだんでしょうねぇ。
ああ、考えるだに恐ろしいっ(笑)。
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