アルツハイマーは、家族が頼り

 

一口に認知症といっても、いろんなタイプの人がいます。

寡黙になって心を閉ざしてしまう人、乱暴になってしまう人。

そして、うちのパパのように、家族にべったりくっついて離れない人もいるのです(笑)。

 

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認知症パパは、ママと私のぬれ落ち葉

 

ひめ
ひめ

介護ブログを読んでくださる年代の方なら、おわかりとは思いますが。ぬれ落ち葉とは・・・

濡れた落ち葉が地面に張り付いて取れないさまから ⇨ 妻に頼りきって離れようとしない定年退職の男の意(デジタル大辞泉より)

 

はい・・・というわけで、パパは私たちのそばを離れようとしません。(^^;

私たちも、パパの世話を焼きすぎかもしれないけれど、ずぅ~~っと、ついてまわられてもねぇ(笑)。

 

認知症は、ひとりの時間を持て余す

 

アルツハイマー病初期の頃、うちのパパは、どちらかというと、ひとりで塞ぎがちでした。

部屋にとじこもったり、口数も少なかったと思います。

 

でも認知症が進行するにつれ、今度はひとりじゃいられなくなったようです。

パパの介護のために、私たち母娘がいるとはいえ、それはそれで困ります(笑)。

 

最近は、自分の部屋で過ごすことも、あまりなくなってしまいました。

そこで問題となるのが、夫婦の場所取りゲームです(笑)。

 

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自宅で介護をしていても、プライバシーは必要

 

家の中で過ごすコトが多いパパのために、私とママは、パパの部屋を居心地よくしつらえているつもりです。

 

だから、パパの部屋は

  • すわっても、寝転んでも、快適仕様
  • エアコンやヒーターで、温度管理
  • テレビ、本、タバコ、飴、お茶ほか、パパ好みのグッズを配置

 

ひめ
ひめ

ここまでさせといて、いったい何が不満なのっ!?

最近パパは、自分の部屋に見向きもせず、ママのいる台所に居座り始めました。

 

四六時中、認知症の相手はやってられない

 

当然ママは、パパがやってくるたびに不満たらたら。

なんとか隣室に追いやろうとするんだけど、敵はなかなか手ごわいようです(笑)。

 

ママ
ママ

パパ、隣の部屋も暖房つけてあげたよ。あっちの方があったかいよ

パパ
パパ

いやいや、そんなもったいないコトせんでも、ここにおるけぇええ

ママ
ママ

だけどねパパ、私もソファにすわたいんだけど

パパ
パパ

ほい、わしが右に寄っちゃろう。隣に座れや

ママ
ママ

・・・・・・・・・・

ママは自分ひとりで楽しみたいのですが、パパが張り付いて離れません(笑)。

 

そして私が階下におりると、今度は「話し相手見~つけたっ」って感じで、目がキラリ。

視線が合った時点で、今度は私が観念する番なのです。

 

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【認知症のぬれ落ち葉】今日のまとめ

 

私もママも、わかっています。パパがどうして、ひとりになりたがらないのかを。

自分ひとりじゃ何をしていいか、わかんないんですよね。
相手がいなきゃ何をしていたのかも、わかんなくなるんですよね。

 

いつも所在ない様子でウロウロしているので、家族といると安心するんだと思います。

・・・なんだけどぉ~、私たちだって、たまにはリラックスしたいのよ。(^^;

 

今日の認知症パパ語録

 

さも、自分は遠慮しているんだぞ~というように、

 

パパ
パパ

いやいや、わしはこのままでええよ。気ぃつかわんといてくれ

と、私たちの提案を拒否るパパ。

やんわり追い出そうとしているのを、もしかして察知しているのか!?

 

とにかくこんな感じで、わが家は葛藤の日々がつづいています(笑)。

 

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