認知症の家族の介護、大変ですよね?
認知症の人ってみんな、うちのパパみたいなのかしら!?だとしたら、みなさん相当な辛抱人だと言わざるをえません(笑)。
正直、私も疲れています。パパの話を聞いてあげる・・・それだけのコトなのに。
認知症は、ツボにはまると30分は話しつづける
それは昨日の朝のコト、うちのママが言うには
・・・こういう様子が、家族はとても気持ち悪い(笑)。そこでママがたずねました。

パパ、何考えてんの?
・・・しばらく応答がありませんでしたが、1分くらいたった頃

わしにも、いろいろと考えるコトがあるわけよ
と、パパがおもむろに、のたまいました。

何か悩んでる? 悩みがあるんなら言ってごらん

い~~~や

そうよね、パパに悩みがあるはずないよね? 毎日幸せでしょ? そうでしょ?
「私らを悩ませている上に、こんだけ気を使わせてるあんたが悩むわけはなかろーが」と、言わんばかりの強制的な問い方でした(笑)。
認知症パパをしゃべらせて後悔する時
ママの問いかけに、パパは少し考えた後

う~ん、ま、幸せっちゃ幸せじゃけど、わしにも悩みがないコトもない
・・・え~~っ、マジですかぁ~?

でも悩みやイヤなコトは、端から忘れるコトにしとるわけよ。考えてもしょうがないしの。それが長生きの秘訣ってヤツよ
・・・ぷ。何を哲学、語ってんだか。大事なコトも端から忘れてしまうのに。
それを聞いたママも「あ、そう」で、終わっときゃよかったんです。それを、

何かあるんなら、言ってごらん。聞いてあげるよ
と、聞いたのが運の尽き、ここから拷問がはじまりました(笑)。
認知症の誇大妄想は、果てしない

実はこの前、近所の○○が、こう言いよったんじゃが・・・
ほらほら出ました、パパの自意識過剰と被害妄想が(笑)。

あいつらが、つまらん言い合いをするけぇ、人格者のわしが仲裁してやったんじゃ
あるコト、ないコト(←いや、ほとんど作り話)人の悪口を並べた後で、

みんな、バカばっかりよ。もっともわしは相手にもせんがね。アホらしゅうて、やっとれんわ
この時点で、ママはほとんど上の空でした。(^^;
でも途中で「もう、やめて」と言えないのが、わが家の悲しい宿命です(笑)。
話の腰を折られると怒り狂う、うちのパパ。無視でもしようものなら、

人の話を、まじめに聞かんかいっ!
と、カンシャクを起こすので要注意です。
聞いてなくても大丈夫。聞いてるフリで大丈夫!
普段は、あまりパパの話し相手をしないママですが、この日はどうしたわけか、辛抱強く相槌をうったり、反論もしませんでした。半分以上、聞いてないと思うんだけど(笑)。

えっ? 私はどうしてたのかって?(ギクリ)
ママにバトンタッチされないように、隣の部屋に身を潜めておりました。
だって、いつも私の役目なんだもん。たまにはいいでしょ代わってもらったって。( ̄ー ̄)
しゃべり疲れたのか、言いたいコトを全部言ってスッキリしたのか、ぼぉ~っとしていたパパの顔が晴れやかに。
ママ、お疲れさまでした! お手柄ですぞっ!\(⌒▽⌒)/
【認知症のおしゃべり対策】今日のまとめ
とにかく、立て板に水のごとくしゃべりますが、一貫性はありません。
次から次へと連想ゲームのように、ぺらぺらぺらぺらしゃべります。
「この人、ホントに認知症?」知らない人はそう思うかもしれません。
- 認知症だから、しゃべくります。
- 脈絡もなく、思いつくままをしゃべります。
- ありもしないコトや、聞くに堪えない罵詈雑言を、臆面もなくしゃべります。
私たちは、ずいぶん慣れました。
あの短気なママでさえ(笑)、パパの与太話の相手をするようになりました。
「あぁもうやめて、その先は言わないで!」そう言いたくなるのをグッとこらえて、話相手をせねばなりませぬ(笑)。
話を聞いてあげないと「家族に、ないがしろにされている」とむくれます。
反論すれば「自分は、バカにされている」と怒ります。
今日の認知症の家族語録
そこのところを心にとめて、時間と精神的に余裕がある時は、おしゃべりしてあげましょう。
たまに思いっきり話ができれば、スッキリするようですよ。
でも、ひっきりなしに相手をすると、こっちがダメージを受けるので、そのへんは上手いコトやりましょうね。
実際、私はクタクタになってます。

パパ、のど渇いたね。コーヒーでもいれようか?

あ、パパの好きな番組が、そろそろ始まる頃じゃない?
などの提案が、わが家の傾向と対策です。
パパが別の行動を起こした時には、さっきまでの話をたぶん忘れてるはずなんで(笑)。
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