うちのパパがアルツハイマー型認知症と診断されて、2年たった2013年頃、パパは急に忘れ物が増えました。
もともとモノ忘れはしてましたがね(笑)、外で何か失して帰るコトが多くなりました。
カンシャクを起こす、モノを失くす・・・認知症の二大トラブルです。(^^;
嘘つきは、認知症のはじまり
うちのパパは、近所をお散歩するのが日課です。
腰痛改善を目的に、15~20分くらいウォーキングをしています。
とりあえず、ちゃんと家に戻ってきます(笑)。
きっかけは兄弟ゲンカの末、田舎の農作業をやめたコト「少しは身体を動かさなくっちゃ」と、自分から始めました。
が、実をいうと・・・当時パパは禁煙して(いることになって)いて、タバコ目当ての外出でした。
私は鼻が利くからピンときたし、隠しゴトをしたって、簡単にほころびが出るパパに、

パパ~、ポケットにライター入れたままだと、ママにバレるよ
と、協力すらしてたのですが・・・
認知症の嘘は、すぐバレる

パパ、まさかタバコ吸ってる?
何度かうちのママに、そうたずねられましたが、律儀な私は、

さぁ・・・・・・?
と、首をひねって、ごまかしておりました(笑)。
けれど、どうも財布の中身が減るのが早い・・・タバコ、高くなってますもんね。(^^;
それに、なーんか煙臭い・・・私に言わせれば、今頃気づいた?って感じだけど(笑)。
そのうち「ご主人、公園で一服してましたよん」みたいな、ご近所の目撃情報が入って、ママに叱られ、パパ懺悔(笑)。
それからというもの、
- タバコは弟が購入するコトにして、パパは本数を決めて吸う
- 部屋では吸わず、必ずベランダに出て吸う
という、かたい誓いを立てたのでした。
認知症パパ、財布紛失
いーんですよ、タバコくらい吸ったって、今は居直っていますけど(笑)。
あの頃は自分からやめた手前、バツが悪かったんでしょうね。
パパはそれでなくても、注意散漫。
意識がタバコだけに向いているから当然、他がおろそかになるワケです。
・・・で、ついにやってくれました。
最初は、100円玉やら500円玉を、ぎっしり詰めた小銭入れ。
つづいて札入れをベンチに置き去り。(オーマイガッ!)
小銭入れは、跡形もなく消えました。
札入れは、空っぽになって戻ってきました。(ToT)
しょうがないからママは毎日、持ち物検査、何か落とすたびに、私がダッシュでお散歩コースを捜索です。
見つけた試しは、ありませんけどねっ(怒)。
財布の次は、ケータイ紛失事件
それはある朝のコト、いつも通りパパの帰宅後、ママが持ち物チェックをしていたら。。。
ケータイがないっ!!
パパはポケットをあちこち探り、

あれ? あれ?(汗;
と、繰り返すばかりです。
例によって私が探しに出かけたけれど、影も形も見えません(ToT)
私は速攻で、ケータイ会社と警察に連絡しました。
パパが持っていたのはガラケーで、近くの交番には届け出はなく、もう出てこないものと思いました。
そこで翌日、親子そろってauショップに行ったんだけど・・・ガラケーって高いのね。(ToT)
「年寄りの足元みてんのか?」と、言いたいわ。
新しいガラケーを購入したその夜「ケータイ見つかりましたよ~」と、警察から電話あり。
世の中、そうしたもんですよね。(^^;
わが家から、ずいぶん離れた所で拾われたそうです。
すぐに利用をストップしたから、捨てられたのかな。
つくづく、幸せなオトコです(笑)。
【認知症の習慣】今日のまとめ
認知症の家族がいる方なら、ご存じでしょうけど、
本人なりのこだわりがあって、特にルーティンワークは大切です。
たとえば、
- 必ず自分で、携帯したいモノ
- 毎日やらなきゃ、気がすまないコト
- こうなってなきゃ、イヤなコト
みたいなルールがあるから、要注意。
「こうした方が便利でしょ」とか「新しいのに替えてあげる」という親切心は、大きなお世話なのです。
つかず離れずで、見守ってあげてくださいね。^^
今日の認知症パパ語録
お散歩にも、どこに行くにも、

ちゃんと、ケータイ持っとるよ
と言うのが、パパの口グセです。
以前ケータイなしで出かけて、私たちに叱られたからですけどね(笑)。
その時は、慌てて探しまわりました。
なのに本人、近所の居酒屋で飲んでました。(--;
それ以来、どんな近くの外出も、ケータイを持つがお約束。
もちろん二度と落とさないように、ストラップでケータイを首からぶら下げています(笑)。
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