高齢者に多い、誤嚥性肺炎。
認知症さんは特に注意が必要です。
【誤嚥性肺炎】について
亡くなった、うちの認知症パパも主治医が心配していました。

誤嚥性肺炎は要注意ですけど、今のところ心配ありませんね
肺に腫瘍はありましたが、飲み込み機能に異常はないと言われて、毎回ホッとしたものです。
なのに、弟が発症してしまうとは。
みなさんも誤嚥性肺炎、ご存知ですよね?
私は何となく知っていたけれど、どういうメカニズムで起こるのか、ちゃんと理解していませんでした。
今回、弟の主治医に詳しく説明してもらって、ようやくわかった次第です。

つくづく恐ろしいと思いました
若い人は普通、誤嚥性肺炎を起こしません。
身体機能の衰えた高齢者がなる病気です。
けれど『若年性認知症は要注意』みたいな記事を読んだことはありました。
【誤嚥性肺炎】のメカニズム
誤嚥性肺炎は本来、食道を通るはずの食物が、誤って気管支に入り込み、肺が炎症を起こす病気です。
先生の説明では、
飲食物が通過する時は、気管支にフタをし
空気を通す時には、食道にフタをします。
そうやって自然に誤飲物を吐き出し、軌道修正しているんですね。
が、高齢になるなどの理由で喉の筋肉が衰えると、その弁が役割を果たしてくれなくなります。
その結果・・・
すると・・・
こうして誤嚥が、肺炎を引き起こすわけです。
当たり前の嚥下ができなくなると、本当に恐ろしいことになってしまいます。
若年性認知症の弟の場合
先月、弟が高熱を出した時、すぐには原因がわかりませんでした。
検査して初めて誤嚥性肺炎と判明。
その後、熱は治まったけれど痰がからんで食事がとれず、数日間は絶食・点滴でした。

すっかり痩せてしまいました(;_;)
認知症患者が、必ず誤嚥性肺炎になるわけではありません。
が、若年性は進行の早い人が多く、身体機能が損なわれていくので、喉周辺の筋肉がうまく作動しなくなるのかもしれません。
主治医によると、

薬が影響することも考えられるので、投薬は中止したのですが
飲み込む力が弱まっているため、予断を許さない状況だそうです。
まいったなぁ。
誤嚥性肺炎その後
弟は他に悪いところがなく、普段は元気なんです。
点滴をしていない時は、フロアを歩きまわっています。

面会に行くと、いつも看護師さんが弟を探しに行くほど(笑)
夜も熟睡しているらしいし。
でも、食事がねぇ。。。
回復後はゼリー状の訓練食を食べながら、点滴で栄養を補う方法に切り替わりましたが、なかなか普通食に戻れません。
訓練食で少しでも、飲み込む力が蘇ってくれるといいのですが。
【誤嚥性肺炎】今日のまとめ
弟に何かあると、病院からすぐ私に連絡が入ります。
夜間でも関係なく、スマホが鳴ります。

パパの時もそうでした(泣;
そのたびにドキッとして、心臓がバクバクします。
ママにショックを与えたくないので、状況が落ち着くまで話はしません。
つい2日前も、午後8時頃電話がありました。

弟さんが廊下で車椅子とぶつかって転倒されました
という報告でした。
あの子は動き回りますからね。(^^;
幸い『キズも見当たらず、しばらく様子見』という話ですが、今までも
『壁にぶつけた』
『キズが化膿した』
『椅子から落ちた』
こんな事件がよくありました。
もし家にいたら、階段から落ちたかも…そう考えると、恐ろしくなります。
院内の転倒くらい、マシかもしれないけれど。
あぁ、気が休まらない。。。
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