ストレスフルな毎日のせいで、怒りっぽくなっていませんか?
私自身もそれに気づいて、少し反省しています。(^^;
認知症パパとやり合った日
うちの認知症パパは毎日ゴキゲンですが、それはもちろん家族全員が気を遣っているおかげ。
言われたコトに対して、こっちがイチイチ正論で返したり、ヘマをしでかす度に叱っていれば、今のように柔和な顔はしていなかったコトでしょう。

私たちが善人だからではなく、怒らせると面倒だと学んだだけですが
いわば、自己防衛の措置なのです(笑)。
けれど時々、堪忍袋の緒が切れるコトもございます。
私は普段パパに言い返さないのですが、先週はたまたま間が悪かった(笑)。
ちょうどイライラしていたところへ、パパが屁理屈をこねたので、つい可愛げのないコトを言って怒らせてしまったのです。

あの恐ろしい目つきを久しぶりに見て背筋が凍り付きました!
最近はニコニコしているパパですが、少し前までよく目を三角にして怒り狂っていたものです。
そして怒ると当分キゲンが悪くて、扱いに困った時期がありました。
認知症パパは怒ったコトを忘れてくれる
でも今は?・・・といいますと、パパは自分が怒ったコトも速攻で忘れてしまいます(笑)。
さきほどの親子ゲンカの後、私はすぐに「しまった」と思い、そっと自分の部屋に避難しました。(^^;
10分くらいたってから、私は何食わぬ顔で階下に降り、仲直りの意味をこめて、パパに飴をあげました。

おお、ありがとね
すっかり忘れておりました(笑)。

こんな場合ヘタに謝ったりせず、なかったコトにするのです
こうなると、こちらが怒りの矛先を収められるかどうかが鍵になってきます。
というコトは、わが家に波風が立つかどうかは、パパのせいではないという結論に至ってしまう。
本人、天下太平ですからね。(ーー;
マイナス感情の蓄積が怒りっぽくする
その時、ふと思い出しました。
以前、認知症の勉強会に参加した時、講師の方が言っていたコトを。
認知症さんの感情は、プラス感情とマイナス感情のせめぎ合い。
うちのパパが怒ってもすぐに忘れてくれるのは、いつもみんなに気遣ってもらっているプラス貯金のおかげかもしれませんね。
気をつけてないと、今にマイナス貯金にひっくり返される恐れもあるわけです。
くわばら、くわばら。
よその家の怒りんぼさんの話
マイナス感情の蓄積で怒りっぽくなるのは、なにも認知症さんに限らず、私たちも同じコト。
不満がたまっていれば、つまらないコトでも怒りが爆発してしまうものです。
最近、母方の親戚から「ダンナがいきなり乱暴になる」という話が飛び込んできました。
年齢は70代半ばだけど、少し前から「電話応対がおかしい」と感じていたので、認知症の兆しがあるのかもしれません。

でもそんなコト相手に言えないしねぇ
これは困りました。(><;
ひとりで家を出る計画を立ててるようだけど、そしたら独り残されるご主人は一体どうなるのか?
コロナ禍で夫婦ふたりの閉じこもり生活が長くなっていれば、こんな事態になるのもわかるような気がします。
ホント、他人事ではありません。
【認知症と感情の蓄積】今日のまとめ
わが家では、とにかく認知症パパを怒らせないように、機嫌を損ねないように、気を配るのを最優先してきました。
けれど、どんなに家族ががんばっていても、様子のおかしい時が訪れます。
- また何か、できないコトが増えた
- アタマがぼぉ~っとしている
- 自分が何をしているかわからない
そんな自覚症状が、パパをイライラさせるのかもしれません。

だから、それにつられて腹を立てるのはNGなんですよね
わかっちゃいるけど、なかなか・・・ね(笑)。
今日の認知症パパ語録
なるべくそっとしておこうと思うのですが、すぐ目の前でおかしな行動を取られると、つい注意したくなるのが人情というもの。
でも「それじゃダメ」「あれはダメ、これもダメ」と言っていると、そりゃあパパもムッとします。

わしに、どうせぇ言うんや

何もせんでくれるのが、一番助かるんですけどっ
ママ、それを言っちゃあおしまいよ(笑)。
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